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今、映画『ボヘミアン・ラプソディ』が話題となっています。
イギリスのバンドQUEENのボーカルであるフレディ・マーキュリーにスポットを当てた脚本がある伝記のような作品です。
この作品でまたQUEENブームがキテるそうですね。
ボヘミアンラプソディ
その一方で、バンドのドキュメンタリー映画というのも数多く存在しています。
日本のバンドもそういった作品を制作して話題になったものもあります。
そこで今回は日本のバンドドキュメンタリー映画のオススメを見ていきたいと思います。
そもそもドキュメンタリー映画とは?
ドキュメンタリーのそもそもの意味を調べると、
「虚構を用いず実際のままを記録した性質を持つこと」とあります。
「作り事なしのありのままのもの」といったニュアンスでしょうか。
普通の映画は脚本があったり、役者が役になって演じたりと「作り事」が発生します。
その反対でドキュメンタリー映画は、ありのままを撮影し、編集しています。
そういった点に違いがありそうです。
日本のバンドドキュメンタリー映画のオススメは?
日本で制作されているバンドドキュメンタリー映画はおおよそ2種類に分けられるのではないかと個人的に分析します。
①結成(活動開始)○○周年のアニバーサリーや解散・活動休止などバンド史で重要な出来事があった際にこれまでの足跡を振り返る作品
②海外公演などバンドの中で大きな挑戦を記録するための作品
この2つに分けて、オススメの作品を紹介します!
バンドドキュメンタリー映画のオススメは?~足跡振り返り編~
・BRAHMAN 『ブラフマン』
映画『ブラフマン』
バンド活動開始20周年にあたる2015年に制作された日本のロックバンドBRAHMANのドキュメンタリー映画。
監督はクリエイターの箭内道彦さん。
箭内道彦さん
インタビュー形式でバンドの軌跡や人となりならぬバンドとなりを紐解いていくという内容。
音楽活動だけでなく、東日本大震災など災害の復興にも尽力している彼らの活動の一端を知られる作品となっています。
・thee michelle gun elephant
『“THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011- 』
2003年に解散しながらも、今なお「伝説のバンド」と語り継がれているthee michelle gun elephantの映画。
2003年10月11日に行われた彼らのラストライブの舞台裏や過去のライブ映像、更にインタビューも交えつつthee michelle gun elephantというバンドがどんなバンドだったのかを教えてくれる作品です。
現在もThe Birthdayやthe HIATUSなど
メンバーは各々で活動していますが、やはりミッシェルの活躍があって今があるので、それぞれのバンドのファンでまだこの作品を観ていない方は観てほしいです。
・Hi-STANDARD 『SOUNDS LIKE SHIT: the story of Hi-STANDARD』
今年2018年に公開した、ハイスタことHi-STANDARDのドキュメンタリー映画!
2000年に突如活動休止をし、
このまま活動再開することはないのかもしれないと
諦めかけていた2011年活動再開を発表。
そんな紆余曲折をインタビューも交えつつ、再始動以降のハイスタを追いかけた作品。
人気バンドだった故の苦悩。確執が生まれながらも東日本大震災で変わったメンバーの関係。活動再開後の活躍ぶり。
バンドを続ける難しさを感じるとともにバンドの素晴らしさをより感じられると思います。Hi-STANDARDという存在そのものが奇跡でドラマティックだなと思い知らされます。
バンドドキュメンタリー映画のオススメは?~新たな挑戦編~
・L’Arc~en~Ciel 『Over The L’Arc~en~Ciel』
2014年の作品。2012年に行われた世界ツアー「WORLD TOUR 2012」に密着した
L’Arc~en~Ciel初めての劇場上映作品のドキュメンタリー。
L’Arc~en~Ciel
ライブの様子はもちろん、バックステージやオフショットも収録されています。
音楽ドキュメンタリー映画では異例の速さで興行収入1億円を記録しました。
L’Arc~en~Ciel史上最も大きな世界ツアーという事で
ラルクが並々ならぬ気合いで臨んでいる様子は鳥肌もの!特にニューヨークのあのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブの裏側は必見。
日本人として誇らしくなります。
・SCANDAL SCANDAL “Documentary film『HELLO WORLD』”
2015年に公開された4人組ガールズバンドSCANDALのドキュメンタリー映画。
同年1月から行われた彼女達初の単独ワールドツアーに密着した作品。
SCANDAL
フランス、イギリス、ドイツ、シンガポール、台湾、アメリカ、メキシコ、香港。
8か国を回ったツアーの様子をメンバーとのやり取りなども含めて、彼女達4人のパーソナルな部分にも触れられる作品になっています。
もちろんSCANDALの海外での人気も如実に分かり、満を持して今回のツアーを行ったのが分かります。
またバンドをやるうえで避けては通れない
「ぶつかり合い」という部分もあえて収録することで、バンドのリアルが垣間見ることができます。
今や珍しくなくなったガールズバンドですが、この10年のガールズバンド界を牽引してきた彼女たちの活躍はライブだけでなくこの作品からも感じられそう!
バンドドキュメンタリー映画の魅力は?
バンドのドキュメンタリー映画の魅力はなんと言っても、普段見られない部分が見られる事でしょう!
私達はライブやテレビなどでバンドのonの顔を普段見ているので、
そうでない一面(オフ・素顔に近い)を見られる・知られるのはファンにとってはたまらないものです。
また、バンドの軌跡が分かるというのもドキュメンタリー映画のメリットだと思います。
これは既存のファンに止まらず、新しいファンも生み出せそうです。
気になるバンドのドキュメンタリー映画が既に出ていたら、バンドのベストアルバムと一緒に楽しむのも良さそうですね!
⇒perfumeダンスの簡単でかっこいいおすすめ曲は?難しい曲も!
⇒ウーバーワールドのDECIDEDの撮影場所は?収録されているアルバムも
バンドドキュメンタリー映画で日本作品のものは?おすすめ&魅力も!最後に
バンドは動きつづける事が奇跡であって、既にドラマティックであるものです。
メンバーが変わったり、バンドそのものが解散してしまったり、紆余曲折も含めてバンドの姿。そんなバンドのありのままを写す事で筋書きのないストーリーを観ているかのようです。
しかし、結局のところはそのバンドのファンしか観ないものになりがちになってしまいます。
だからこそ「少しバンドの名前だけ聞いた事がある」くらいの人にこそ観てもらいたいです。
そこからそのバンドを知る、聴いてもらう、もしくは好きになってもらうキッカケにドキュメンタリー映画がなれば良いなと思います。