目次
韓流の時代劇は、史実に基づいたものから、
ファンタジックなもの、コメディータッチの物と
実に多種多様です。
そんな韓流時代劇の中から、選りすぐりの10選を
紹介いたします！！
韓流ドラマ時代劇でファンタジー&ラブコメ10選
伝説を盛り込んだファンタジック作品といえば
『僕の彼女は九尾狐（クミホ）』と『九家の書』
2作品とも、イ・スンギ主演の作品。
イ・スンギは俳優業を努める傍ら歌手としても
バラエティー番組のMCとしても活躍するなど
マルチな才能をいかんなく発揮する、実力俳優の1人です。
『僕の彼女は九尾狐』
アクション俳優を目指すイ・スンギ演じる
テウンの命を助けたことから始まるラブコメディー。
ストーリー展開は現代で進みますが、長き時代に渡り
封印されていたミホが、現代のテウンのもとで生活を始める様子が
現代と過去の時代の大きな流れを感じさせます。
ミホの言動がテンホを振り回し、その様が見ている者を
時には笑わせ、時にはホロリとさせます。
『九家の書』
イ・スンギが、人間の母親と、森の守り神として
恐れられてきた神獣の父を持つ、ガンチ役で登場しています。
ガンチ・・・
ガンチは自分の生まれたいきさつを知らずに育ちますが、
ある事件がきっかけで、神獣の力を封印していたブレスレットが
切れて神獣として目覚めます。
かつて、父親がガンチの母に恋をして人間になりたいと
切実に思ったようにガンチもまた、ペ・スジ演じる
ヒロイン・ヨウンに恋をし、人間になるために奮闘する
様が描かれます。
神獣に変身する特撮シーン、彼の父親と母親の
悲恋、ガンチのひたむきな姿だけではく、千年悪鬼となって
蘇り、愛する人の残した息子と戦かう父親の悲劇と孤独を
織り交ぜながらも、時として、思わず笑ってしまう
要素を織り込んだ作品となっています。
出演者がイ・スンギ以外に豪華な顔ぶれが
揃っている作品です。
★現代と過去のタイムスリップで描かれる
ファンタジックラブコメディーといえば、
『屋根部屋のプリンス』と『イニョン王妃の男』の
2本はおすすめ！！
『屋根部屋のプリンス』は俳優業に定評がある
元東方神起からの独立グループJYJのメンバーの1人
ユチョンの代表作の1つです。
『屋根部屋のプリンス』
愛する妃がある日、宮中の池で遺体となり発見されます。
ガクは妃が何者かによって殺されたのではないかと
特別な才能を持つ下臣を3人雇い真相究明に乗り出します。
そんな中、ある日3人は謎の刺客に襲われ、逃げる途中
大きな崖を馬で飛び越えますが‥‥
いきなり、2012年の ハ・ジミン演じる
パク・ハの部屋にタイムスリップしてしまいます。
仕事を終えた彼女が部屋に戻ると時代劇風の服装をした
男たちが4人いて・・・・
夢中にさせます。
ユチョンはいとこに海に突き落とされ、行方不明になる御曹司役と
世子の二役を演じています。が、これにも深い意味が・・・
妃暗殺事件が過去と現代で複雑に絡みあいながら
謎が解けていくという輪廻転生を主軸としたストーリーです。
そして『イニョン王妃の男』は、
ラブコメの演技には定評のあるチ・ヒョヌ主演の作品です。
この作品で共演したヒロイン ユ・インナとの熱愛報道もあり
結婚までのなりゆきを温かく見守るファンもいたのですが、
残念ながら、ドラマのようにその恋愛は実る事はなく
お互いスケジュールが忙しくなり、別れてしまったようですが・・・
『イニョン王妃の男』
イ・ブンドと現代で『イニョン王妃』を演じる事になった
ヒロインユ・インナ演じる女優チェ・ヒジン。
ブンドは、イニョン王妃を暗殺すべく刺客から救いますが、
刺客に自らが追われる羽目となり、
絶対絶命となった時、突如、ヒジンのいる
現代へタイムスリップすることに・・・
その後、ブンドは過去と現代を何度か行き来気を繰り返します。
そんな中でブンドとヒジンの2人は互いに惹かれ合っていきます。
さまざまな困難を過去と現代で超えながら
2人の愛の行方が気になる作品です。
心霊現象をファンタジックに描いた作品として
おすすめしたいのは『アラン使徒伝（サトデン）』と
『夜警日誌』
『アラン使徒伝』は時代劇では絶大な人気を誇る
イ・ジュンギの作品です。
『アラン使徒伝』
ウノは、旅先でシン・ミナ演じる
記憶喪失の女幽霊アランに出会います。
面倒な事に巻き込まれたくないウノはアランを避けますが、
自分の姿がウノには見える事に気が付き、自分がなぜ
死んだのか真相を探る協力をしてもらいたいと
彼に付きまといます。
アランの死の真相を突き止めていくうちに、
ウノ自身の母親の死の真相も見えてきます。
アランとウノの母親の意外な関連性が物語を
大きく盛り上げています。
幽霊のアランと今を生きるウノ。
2人の愛の行方も気になるところです。
『夜警日誌』はチョン・イルと東方神起のユノのW主演で話題になった超大作です。
『夜警日誌』
幼い日のある出来事をきっかけに霊がみえます。
リンには、彼を守る3人の守護鬼神がついていますが、
彼は、それさえもうざったく感じ、彼らを巻いては
都へお忍びで出かけて好き放題をして過ごします。
一方、現王のキサン君に仕えるユノ演じるエリート官僚
ムソクは、キサン君にリンの日常を見張るよう命ぜられ
リンを監視します。
そんな中、明神族の長、サダムは、闇の支配の礎となる
龍神を復活させようとキサン君を利用し、都中に悪霊を
解き放ちます。
都を龍神復活から守る為にリンは、コ・ソンヒ演じる
マゴ族の娘トハと、ムソクの3人で『夜警団』を
極秘に結束し、サダムに立ち向かっていきます。
見せる激しいアクションが見ごたえのある
評判通りの超大作です。
韓国内で喜劇俳優といえば、この人チャ・テヒョン。
日本でも『猟奇的な彼女』が大ヒットし、日本でも、
知名度の高い俳優の1人です。
彼の作品のほとんどは、コメディー路線が強く
更には彼の演技力は笑劇も悲劇もこなすことで
高い評価を得ています。
私個人としては、チャ・テヒョンの
現代物？は、大好きでよく見ます。
彼の演技はどの作品をみても
深い感銘があります。
チャ・テヒョンが時代劇に初挑戦した
『風と共に去りぬ』
この作品はおすすめ！！
実は、私が、個人的にファンのオ・ジホとも共演しています。
彼もまた、ラブコメがとても似合うイケメン俳優です。
『風と共に去りぬ』
チャ・テヒョン演じるドクムは父親が、濡れ衣を着せられた
事をきっかけに、父をはめたチョ・ミョンスの管理する
西氷庫から3万丁もの大量の『氷』を盗む計画を企てます。
そして、チョ・ミンスの陰謀により西氷庫の管理を
下ろされたオ・ジホ演じるドンスと手を組み、『氷』強奪に
向け、様々な方面の専門家達を集め、作戦を練ります。
緻密に練られていく作戦。
その過程で起こるさまざまな出来事。
笑いや思わずホロリとくるシーンが展開されます。
果たして『氷』3万丁を彼らは手にすることができるのか！
その目で是非確かめていただきたい1本です。
そして、2匹目のドジョウを狙った作品。
と、ある意味で辛辣な評価を得ながらも、
どちらかの作品にはまったら、間違いなく
もう片方もハマる！とされている2作品。
それが、『星から来たあなた』と『青い海の伝説』
両者ともヒロインは『猟奇的な彼女』で
日本でもお馴染みの女優チョン・ヒジョンの作品です。
『星から来たあなた』
正確に言うと、時代劇ではなく、宇宙人と地球人の恋物語なのですが・・・
YFOに乗って地球にやって来た時代が1609年の朝鮮時代。
チョン・ヒジョン演じるトップ女優ソンイと出会うまで、
実に彼は400年もの時代を生きてきます。
彼の乗ったUFOが不時着をするシーンはテレビドラマとは
思えないくらいの迫力があります。
ドンスは、朝鮮時代に自らが不時着をさせたUFOに
巻き込まれた少女を助けます。そのことをきっかけに
彼女に思いを寄せますが、とある事件で彼をかばった事で
その少女は非業の死を遂げます。
彼女の死をきっかけに地球人のトラブルには一切かかわらないように
彼は宇宙に帰ることを目指し400年間準備をしてきます。
そして宇宙に帰るまであと3か月を残すのみとなったころ
ドンスは非業の死を遂げた少女の生まれかわりと思しき
ソンイと出会います。
ソンイのライバル女優が海上で謎の死を遂げるという
事件のあとから、ソンイの周りで起こる不可解な出来事から
彼女を守るうち彼は、ソンイと恋に落ちます。
見どころは、宇宙人としての特殊能力をいかんなく発して
わがままで、ちょっと天然お馬鹿なトップ女優ソンイを
助けまくるドンスのスーパーマンぶりです。
わがままで、かなり自己中なソンイが憎めないところも・・・
さらには、パク・ヘジン演じるイギョンのソンイへの一途な言動も
胸キュン物です。
『青い海の伝説』
こちらは、『人魚姫』をモチーフに、『星から来たあなた』と
同じ脚本家パク・ジウンが手掛けた作品。
脚本家が同じなので、二匹目のドジョウ狙い！なんて言われて
しまうのかもしれませんが…
激しい嵐に会い、チョン・ヒジョン演じる人魚のセファは
権力者の商人に捕まる物の、イ・ミンホ演じる地位ある
県令タムリョンに助けられます。
そして時は流れ、県令として生きていたイ・ミンホ演じる
タムリョンは、世界を股にかける詐欺師ジュンジェとして
生まれ変わっていました。
そんな中、滞在していたスペインのホテルでジュンジェは
自分を待っている見知らぬ女と出会います。
その女こそ、人間となりジュンジェを尋ねてきた人魚
シムチョン（セファ）だったのです。
詐欺師として生きるジェジュンと命がけで
彼との恋を成就しようと現れた人魚シムチョンとの
恋の行方がさまざまなサスペンスを織り交ぜた
ストーリーで展開されます。
➡名探偵コナン世紀末の魔術師で高木刑事の絆創膏の理由！面白いの？
➡花より男子の日本・韓国の感想&見どころ！評価比較や違いについても
➡シンイ-信義-(韓ドラ)の日本語吹き替え声優さんは？評価・感想も！
最後に・・ファンタスティク時代劇ではないけれど・・・
番外編時代劇として、ファンタスティクな要素もなければ、
コメディー的な路線でもない作品なのですが、
朝鮮時代の身分制度をわかりやすくドラマ化して
話題にとなった作品として
是非紹介しておきたい1本がこちら！
『チュノ～推奴~』
17世紀半ばの朝鮮時代・・・
人々の半数は奴隷の身として生きていました。
あまりにも過酷な生活がゆえに
逃げ出す者も続出しました。
逃げ出した奴隷を見つけ捕まえる仕事人は
『チュノ』と呼ばれ、恐れられていました。
テギルは両班の息子で、何不自由なく育ちましたが、
イ・ダヘ演じる召使のオンニョンと恋仲になります。
召使と両班の息子という身分の違いから、両班の
息子を誘惑した罪で見せしめのようにオニョンの
兄が拷問を受けます。
耐えかねた兄はデキルの家に火を放ちオニョンを連れて
逃亡し姿をくらまします。
この、放火事件以来、奴婢（奴隷）に
強い恨みを持つようになったデキルは
チュノとなり、自らの恨みを晴らあじすかの如く
奴婢を容赦なく捕まえる強者となります。
一方オ・ジホ演じるテハは、もともとは
優秀で勇敢な武将でしたが、世子の世継ぎ争いに
巻き込まれ奴婢にされてしまいます。
奴婢のままで、忠誠を誓った世子を守ろうとする
テハ。
たまたま出会ったオニョンもテハに従います。
奴婢であるテハと自分がかつて愛したオニョンの
2人を愛憎がらみで執拗に追うデキル。
2人の攻防戦は迫力があります。
デキルVSテハの闘いの結末はいかに・・・
いかがでしたか？
日本の時代劇と韓流時代劇。
それぞれ違う歴史の背景を感じながら、
作品を見るのも楽しいものです。
私は、どちらかというと、現代劇物が好きですが、
過去と現代を織り交ぜた韓流の時代劇物は、
両者の起承転結がしっかりしていて、
作品を見るたびに、豊かな発想力に感心させられます。
韓流ファンタジック&コメディー時代劇
是非 ご覧になっていただきたい！！
