PAN(バンド)のアルバム「ムムムム」収録曲や歌詞！リリースツアーも

世の中には自分が全く知らないバンドも
星の数ほど存在すると思いますが、
何かのきっかけでそのバンドを知り、
さらに大好きになる。
他の曲も聴きたくて集める
なんてこともよくあります。


そういったバンドは、大抵がかなりの個性派。
そして個性派ならではの
インパクトの強い濃い活動をしていたりもします。
そんな一度「え？」と思わせるけれど、
なんかええやんという関西発バンドPAN
を紹介します。

おませさんたちのバンド結成秘話

例えば、世の中に存在する多くのバンドの原点は？
というインタビューは、たいていありますよね？
その時にアーティストたちは、


１、大学の音楽サークルの仲間です。　まーあるあるよくあるわな
２、高校の時に女の子にモテたくって。　これもあるあるまああるわな
３、中学の同級生で　いいんちゃう、やろうや。
４、ずっと一人でアコギを家で弾いている、
だからバンドを組みたい。 そういうヤツけっこうおる。


ほとんどがこういった感じで、
気が付けばプロを目指すほどに夢中になっていく。
というスタイルです。


それが小学生の9才が「バンドやろうや！」とは、
どういうことなん？
バリ早やですやん
初めて聞きました。
しかも4人です。（構想が9才、実動が中学です）。
しかも名前はPANです。
発祥が大阪府吹田市。


知っている人もいるとは思いますが、
知らない人に向いていいますと
完全に地域密着型、大阪から全国を回っています。
しかもその道キャリア20年という
実は長い歴史のあるバンドです。
ユニークな活動をしてはいますが、
曲はいいんです。


その大阪発「PAN」（ぱん）
のルーツの吹田市というと
どちらかと言えば（言わんでも）
かなり大阪の人なら


「ええところに住んでるわあ」というような、
そこまでコテコテでもなく少しマイルドなところです。


そこでどうして小学生が
「バンドやろうや」となるのかが、
なんともおませさん。


クレヨンしんちゃんを
そのまま小学生の会話に
持ち込んでいるようなのどかな雰囲気。


それが、なんでなん？でも20年続いている。
さっきもいいましたが、いい曲が多いんです。


メンバーは

の4名の構成です。

PANの20周年

そんなこんなで気が付けば20周年。
それまでの道のりが輝かしいものであったのなら、
おそらく全国区のビックネームのバンドになっていたでしょうね。


それを「PAN」（ぱん）は、
一年に150本のライブをしながら
全国を回る生活を送っています。


それでもお金が足らなくなればバイトをし、
そしてライブが重なればクビになる、とそんな生活です。


もちろん全国を回るのも
VIP待遇できれいなCAさんが裏口から
こそっと乗せてくれるような飛行機ではなくワゴン。
SAで夜を明かし次のライブハウスへと向かう日々を送ります。


当時からとびきり人気がでていたわけもなく、
お客さんはほぼ数人の時も。


「なんで俺たちってお客さん、入らへんのやろ・・・」


とも思いながらもさすが関西人、
からっとした性格が出てます。
辞めるという選択肢には至りませんでした。


そして日本各地でバンド仲間ができ、
バンド仲間の間ではかなり有名な存在になっていきました。


対バンや２バン、さらにフェスも企画もするし、お呼ばれもするので、

まだまだまだたくさんのお友達がいます。（みんな濃いわな）


そのPANが20周年を記念して発売するのが
7枚目フルアルバムの「ムムムム」です。

PANのアルバム「ムムムム」の収録曲は

初日ファイナル精神
もうすでにここにあるのだ
我ニBET
幸せが鳴る夜に
アブラナガスナ
鼻咲おじさん
今日炭酸爆発
何色レンジャー
シャッフル
ザ・マジックアワー

歌詞を公募しています

そしてリード曲には「もうすでにここにあるのだ」で、
MVも公開しています。
今回のミュージックビデオは、
歌詞にも出てくる「優 哀 友 怒 苦 楽 愛」の言葉を題材に
「バイトで感じたあるあるネタ」をHPやSNSで一般公募し、
ミュージックビデオの中で
その内容を採用するという企画も行いました！


バンドだけで食べていくまでには、時間がかかります。
そうした中でバンドを続けるためにはバイトは必須です。
どのミュージシャンも売れるまでには、
かなりのバイトをしています。
そしてまたそのバイトが長期で入れるバイトではないことが多いために、
変わったバイトをして日払いでやって
その日をしのいでいるなんていうことも普通。


そんな哀愁をこめた一曲です、

リリースツアーがヴィレヴァン？

この中で、11月10日にツアーとリリースの告知を
大阪のアメリカ村（通称アメ村）のヴィレッジヴァンガードで
行うという聞いたことがないようなイベントを開催しています。


アメ村と言えば、うーん東京で例えるなら、
原宿と渋谷とアメ横と秋葉原を
合わせたような場所です。
まあ、10代からのちょっと背伸びを始めた
若者が行くところで、
それはもうごちゃごちゃしてますよ。


しかもヴィレヴァンでの音楽の告知を大々的に行うというPANらしいイベント。
ヴィレヴァンにはCDも販売しているのでもしかしてナイスな発想かもしれません。

PANは関西人

関西人気質に
おばちゃんなら何かのきっかけで、話をすると
「あめちゃん、あげようか」と言ってアメをくれるという話ありますよね？


これ、関西に来るまでは「またまたオーバーな」
と思っていましたが本当にくれます。
そんな何か渡したいという気持ちの表れが
PANのライブに来た人にパンを配るという
ちょっと不思議なパフォーマンスです。


きっと日のあたらない時から今まで続けて来て、
何かその気持ちを表したいということなのでしょう。
どこかの会社の「春のパン祭り」と言えば有名なキャンペーンですが、
それをもじってPANは「PAN祭り」と称して
ライブに来てくれたお客さんに本当の食べるパンを配っています。


例えば、腕につけて、
ライブに反応する光るブレスレットが
配られることはよくありますが、
パンを配るバンドはPAN以外には知りません。
ですが、ライブといっしょに何かを持って帰ってほしいという気質は、
大阪人のいいところです。よくわかります。

PANゆえにタイアップも食品系

PANというバンド名からか、
作る曲もタイアップしている会社も
おいしそうな食べ物が多いのがPANです。


JAとコラボしている「たまごたべたい」は、
聴いているうちに本当にたまごが食べたくなります。
なぜか一緒にいるドンキの着ぐるみも気になるのですが。


そして「餃子食べチャイナ」にいたっては、
あの餃子の王将とのコラボです。


PANのメンバー全員餃子が大好きということもあり、
もうノリノリなMVに出来上がっています。
しかもロケが餃子の王将のお店の中というこだわりも。


そこでデモンストレーションのように
ジュワーと餃子が焼かれてテーブルに運ばれます。
そして自分達でも餃子のおいしい作り方を伝授するという徹底ぶりです。


餃子の王将、大阪人なら普通に行くお店ですが、
関東の方にはそれほど店舗がないかもしれません。
ですが、初めてお店に入って注文をとってから
あっという間に餃子が出てくるあの速さを目の当たりにすれば、
きっと驚くこと間違いなしです。


しかも売れない頃のPANでもおいしいのと価格の安さで（一皿220円）
きっとごちそうだったのではないでしょうか。
だからこそ大阪に密着したバンドなのです。

パンだけに挑戦するとしたらパン

PANというバンドなのですが、
PANという名前を背負ているだけに
パンに対する思老い入れも人一倍のようです。


そしてバンドですがなんと
パンの早食い競争でギネス（食パン）まで樹立している猛者です。
こんなおもろいバンドって見たことありませんわな。ほんま。

映画の公開

そして、映画「想像だけで素晴らしいんだ-GO TO THE FUTURE-」の
予告編も公開されています。


そして、こちらの映画ですが、
映画館での上映も決定いたしています。


東京・大阪・名古屋・神戸と4都市の映画館で
2019年1月26日より順次上映されます！


ということで、4都市だけの上映となり
その地域に住んでいないと、
なかなか見に行く機会がないかもしれませんが、


ですがこれだけいろんなことをしているバンドですから、
かなり気になります。

映画チケットは、
PANの11/7リリース「ムムムム」のツアーライブ物販ブースや
各劇場にて【特別鑑賞券】1,500円
（映画オリジナルデザインチケット+オリジナル缶バッジ）として、
11/16（金）〜発売されます！！
（※当日券は各劇場によって異なるので、劇場に問い合わせお願いします。）


かなり気になって、PANの物販も覗いてみたところ、
さすがに餃子もパンも物販にはありませんでした。
パンはライブで配られますが、餃子や卵はもしかしたら
ライブハウス付近の特設ブースで売っていたりすることも
あるかもしれませんよ。
（グッズは、ドンキが販売しているかもしれませんよ）

ええ曲のメドレー

NHKの「みんなのうた」に選出されても、かなり子供の気を引く作品です。
なかなかいいことを語っているので、ぜひ広まって欲しいです。

コスプレもおもしろいのですが、音楽的にもしっかりとした曲作りがさすが20年のキャリアです。ふざけているようですが、音楽のクオリティは高いです。

後ろをみればお分かりだと思います。ヤバTにご招待されてノリノリのPAN。

ミュージシャンのイメージは、ステージ上でもビールをあおる、たばこはバシバシ、そのあとは大人の付き合いという感じがしますが、お酒飲めないというのが、どこか真面目に続けて来た道のりを語っているような気がします。ヤバTも関西人ですが、彼らはマイルドとは言い難い南のさらに関西色の濃いところ出身です。ですが同じく関西色の強いバンドが一緒になると、お客さんもかなり濃くなるのですね。





ヴォーカルが楽器を持っていないので、リズムギターがいないということになります。ということでギターが音のかなりの部分をまかなっているので技術が必要で、大変なんです。もちろん3ピースバンドは、もっと大変なんですけど。





王道のロックチューンで、若干パンクの要素もありいい曲です。大阪で不思議に思うことは、公園に大きなかくれんぼができる赤いタコがかならずあることです。

今回の映画のリード曲です。疾走感があって映画も期待できそうです。

PAN(バンド)のアルバム「ムムムム」収録曲や歌詞！リリースツアーも　最後に

ロックシーンでも、
長く続いているバンドがだいぶ増え、
毎年15周年、20周年といった
ベテランのバンドのイベントが行われるようになってきています。


好きで始めたバンドであっても
その長い年月を共にやって行くことは、
本当に地道な作業の連続です。


そういったことをなんとかやり遂げて今があるバンドには、
個々というよりもメンバー同士の繋がりの強さや、
自分達の自然のままでいられる場所での活動を軸に
そこから音楽を発信しているバンドが多い気がします。


わざわざ大都市に行かずとも、
自分達のやりたいことができる。


それが今のネット環境が作り出した
新しい音楽を作るスタイルかもしれません。
ここにいなければならないという制約もない世界なら、
窮屈で存分に自分達の力を
発揮できないということもありません。


これからは、もっと地域密着型のバンドが
世の中に発信されてくるのではないでしょうか。