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人々が、共鳴し、面白いなぁ~と思う事は万国共通!!
外国のドラマが日本版にリメイクされることは多々あります。
特にお隣の国韓国はドラマ大国。
日本の作品がリメイクされる事、韓国の作品が日本でリメイクされることもあります。
今回はそんな韓国発信のドラマ日本リメイク版を紹介しましょう。
韓国ドラマで日本リメイク版は?
韓国ドラマでリメイクされて最近話題となったのはシグナルやミセン。
特にシグナルは、無線を通じて過去と繋がりながら難事件を解決していくという日本のドラマには無い斬新な発想が注目されました。
また、ミセンに関しては、原作の韓国版と日本版との放送回数が違い過ぎた事から、ストーリー展開を合わせるあまり、内容にカットが目立ち過ぎました。
結果、原作をみてから、日本作品を見たファンをがっかりさせるといった問題点も浮き彫りにしました。
また、同じアジア圏と言えど、文化の違い、社会通念や価値観の違いが多い中、原作に沿ったアレンジを加えると言った高度な技もリメイク版を面白くさせるか否か大きく左右します。
そんな中で、比較的原作に劣らず、日本らしいリメイクが施されたと言える日本版リメイク作品をいくつかピックUPしてみましょう。
グッド・ドクター
2013年にチュウォンを主役に制作された医療ドラマです。
自閉症でありながら、天才的な能力をもつサヴァン症候群の医師パク・シオン。
そんな彼が、障害と言う偏見を克服しながら小児科医として成長していく姿を描いたドラマです。
日本版の「グッドドクター」は韓国版でチュウォンが演じた役を山崎賢人が、新堂奏役で演じました。
医療の現場が舞台だったこともあり、ストーリーの内容はかなり韓国版とは異なっていましたが、山崎賢人演じる新堂奏が、障害という偏見を克服しながら、成長していく様は韓国版同様に感動的に描かれていました。
正直、原作を先に見ていた私はチュゥオンの演じたサヴァン症候群のドクター役に山崎賢人は役不足ではないかと思いました。
しかし、山崎賢人の新堂奏は、本当によかったです。
韓国版と見比べても決して見劣りしないリメイク作品と言えます。
TOW WEEKS
2013年に韓国でイ・ジュンギが主演で放送された「TOW WEEKS」も日本で2019年に三浦春馬主演でリメイクされ、話題になりました。
原作である韓国ドラマをほぼ忠実に再現していました。
イ・ジュンギも日本で人気がある俳優の1人ですので、既に原作を見て「TOW WEEKS」を見た方は、最初から、ストーリー展開がわかってしまい、逆に多少物足りなさを感じたのではないでしょうか。
また、これは、原作を見て日本版を見た私見なのですが、俳優の年齢にギャップを感じました。
三浦春馬も、子役時代から俳優をしておりキャリアと実力は、充分にある俳優ではあると思いますが、いかせん、韓国版のイ・ジュンギと年齢が違いすぎる印象を受けました。
もう少し、イ・ジュンギに近い年齢の俳優の起用の方が作品に重厚感が出たように感じました。
イ・ジュンギは現在37歳。
三浦春馬は29歳。
確かに年齢は8歳差ですが、三浦春馬はイ・ジュンギより顔つきが童顔です。
年齢で役者の役柄を決めるのは、俳優にとっては不本意な事だとは思いますが、自分の子供の命を救うため、殺人犯の濡れ衣を晴らすために逃げ回わる主人公として、三浦春馬起用は少々若すぎるキャスティングだと思いました。
(まぁ~全体的に検事が芳根京子だったり若手起用の作品でしたが‥‥)
刑事役の三浦貴大と、刺客役で登場していた磯村勇斗の2人の演技が際立っていました。
ストーリー的にはサスペンス感が満載です。
原作を見ていない人ほど楽しめる作品だったと言えます。
魔王
少々古い作品ではありますが、「魔王」も、韓国版でチュ・ジフンとオムテウンが主役で制作されたドラマのリメイク版です。
兄を見殺しにされたチュ・ジフン演じる検事と親友であったにも関わらず、その兄を殺す仲間に加わり、直接手を下しこそしなかったものの、彼を死に追いやったという過去を引きずる、オムテウン演じる刑事。
チュ・ジフンはオムテウンと同じように手を汚さずに刑事である彼に復讐を企てて追い詰めていく冷酷な検事を演じています。
日本では、検事の役を嵐の大野智が、刑事の役を生田斗真が演じています。
冷酷に刑事を追い詰めていくはずが、一人の女性の出現で検事の思いとは裏腹に事が意外な方向へと流れていきます。
どちらが悪でどちらが善であるのか、見ているうちにわからなくなってきます。
検事の気持ちもわかり、刑事の気持ちもわかる。
検事の孤独と切なさも伝わり、刑事の過去への後悔と贖罪の気持ちもわかる。
視聴者は最終的に2人がそれぞれ救われる道を求める気持ちにさせられますが…
最終回が本当に衝撃的な結末です。
ですが、衝撃的な結末にこれが二人同時に救われる道だったのだと、妙に納得できたり・・・
そんな難しい役どころを大野智と生田斗真はしっかり演じ切っています。
2人の演技力の素晴らしさに感動する1本だと思います。
2人のファンには是非見ていただきたい作品です。
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最後に、日本版をリメイクした韓国作品で賛否両論が・・・
2003年に 松本潤と小雪のコンビでドラマ化された「君はペット」。
その後、志尊淳と入山法子のコンビでもドラマ化されて好評をはくしています。
2011年にチャン・グンソクとキムハヌルのコンビで映画化されました。
実は、この「君はペット」男性社会と言われている韓国では、「男が女のペット(犬)になるなんてけしからん」と映画上映に難色を示す人が多く、一時期上映が危ぶまれた事もあったようです。
結果的にはいきなり大ヒットとまではいかなかったようですが、日本では絶大な人気を誇るチャン・グンソクの作品としてそれなりの興行収入はあったようですが‥‥
日本社会と韓国社会の違いを見せつけられた作品といえますね。
政治的にはいろいろある韓国と日本ですが、それ以外ではいがみ合って欲しくないですね。
韓流ブーム以降、韓国に愛情を抱く日本人は多くなりました。
人と人の繋がりが温かく国を超えて強くなっていく事を韓流好きの1人として願ってやまない次第です。