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『海賊と呼ばれた男』
は 放送作家でもあり、
小説家としても有名な百田直樹氏により書かれた 歴史経済小説です。

【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】93【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】

1【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】

全国でも有名なガソリンスタンド『出光興産』の創業者である
出光佐三氏をモデルとした作品です。

原作は2012年7月に講談社より出版されました。

その後、同小説を2014年6月に週刊イブニングが電子書籍を含め
拉致問題を提起した『めぐみ』など社会派の漫画家として有名な

須本壮一(本そういち)氏により連載漫画となり、人気を博しました。

漫画の人気を追うように20Ⅰ4年に中村雅俊を主演にテレビドラマ化され
2016年には、岡田准一を主演に映画が公開されました。


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海賊と呼ばれた男原作との違いは?

百田氏の小説『海賊と呼ばれた男』は漫画化されてからのテレビドラマ化、
映画化となっています。

漫画を読んで漫画が面白かったので、映画鑑賞をしたという声がとても多く、
映画を鑑賞した人の中には、原作や漫画とは異なる部分を感じた人もいるようです。

漫画を読んでから、映画をみた人の中では、登場する人物のキャラや
雰囲気、設定の違いが注目されました。

特に漫画と映画では、原作に登場しない主役の国岡鐵造の右腕として
登場する長谷川喜久雄(映画では長谷部嘉雄)が漫画と映画で、
名前も背景も違うと大きな話題になりました。

原作に登場しない…国岡鐵造の右腕。

右腕が登場することで、漫画も映画もストーリー性が
より鮮明になり、見る者を作品に引き込む効果が絶大です。

【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】20


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演技の見どころ&きめ台詞は?

原作は、井出佐三氏をモデルにした百田氏の彼に対する
イメージや創造力から生まれた国岡鐵造という主役がいますが、
その小説を読んだ読者にも作品に登場する主役の田岡を含めた
登場人物達に抱くイメージがあります。

そして漫画も、作品をを読んだ須本壮一氏のイメージや創造力で
描写されています。

その漫画を読む読者も、また、描写されている登場人物に
それぞれのイメージや想像力を投射します。

作品ごとに作り手と読者や視聴者の
イメージや想像力が加わる事で『海賊と呼ばれた男』に
登場する人物達には自然と深みや奥深さが増していきます。

しかし映画は、特大のスクリーンゆえの迫力はありますが、
漫画やテレビドラマのように長い時間をかけてストーリーに
深みを持たせる事は限られた上映時間が短いゆえ至難の業。

1本の映画は大体2時間程度の作品が多いですよね。

映画という短い時間の中に濃縮した『海賊と呼ばれた男』
出光佐三をイメージした国岡鐵造の人生をいかに描くか。

そしてその彼を取り巻く人々の思いや言動をいかに原作に沿い
重厚感をもって描くか…

映画はそれを映像化した監督である山崎貴氏の手腕が試されるところです。
【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】1

原作の小説を読んで映画を鑑賞した人

漫画を読んで映画を鑑賞した人

両方を読んで映画を鑑賞した人、

反対に漫画も原作も読まず映画鑑賞だけした人では、
映画を見た印象がそれぞれ違ってきます。

共通して言える見どころは…

私達の生活になくてはならない石油の流通に
とにもかくにも尽力した波乱万丈な生きざま!!

その生きざまを現すのが、時には座右の銘である
『黄金の奴隷たる勿れ』ということばであったり、
「士魂商才」「人間尊重」とうことばであったりします。

映画を鑑賞した人達の耳に残る『油もってきたけぇ~』は、
まさしく石油を確保するための戦いに明け暮れていたことを
物語る決めセリフの1つといえるでしょう。

最後に 若い人にこそ見て欲しい作品

若手人気実力派と評判が高いV6の岡田准一を
国岡鐵造役に抜擢し、制作された
『海賊と呼ばれた男』は
出演陣も他に綾瀬はるか、鈴木良平、堤真一をはじめ、
若手の俳優陣が脇を固めています。

【海賊と呼ばれた男の原作との違いは?演技の見どころ&決め台詞も!】16

百田氏も映画のパンフレットの最後にこんなメッセージを
送っています。

『この映画を観て、今の若い人たちにあなたたちの
お父さんやおじいさんの世代が今日の日本を作ったんだ、

一時はもう立ち直れないという最悪な状況にあった
日本を立て直したんだ、ということを知ってもらいたいです。

そのDNAは現代の日本人の中にもちゃんと残っています、
今、日本は大変な時代ですが、私たちが勇気を持って立ち向かっていけば、
どんな困難にも打ち克てる。

だからこそ、日本人としての自信と誇りを失わないでほしい。』

日本の若者は軟弱になったと言われて久しい昨今。

『海賊と呼ばれた男』には、
どんな困難なことにもめげずに、今の日本を作り上げた
先人達の『血』は日本人として誰もが受け継いでいるはずだ。

先人達から受け継がれた『日本人』としての誇りと
自信を持ってほしい、信じて行こうという百田氏の
切実な願いが込められている作品といえるでしょう。

映画の公開は終わっていますが作品はDVD化されています。
また、漫画も電子書籍化されているようです。
もちろん、文字を追うのが好きな方は百田氏の原作を読むのもいいでしょう。

今、社会の最前線で頑張る若者達におススメの『海賊と呼ばれた男』
頑張ろうと思える勇気と希望を与えてくれる作品です。


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