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お母さんの愛情は深いほどウザい!!

「サムライカアサン」は2005年創刊された板羽皆の漫画が原作となっています。

一見、自分本位のおばちゃんのように見えるよい子さんですが・・・

息子たけしや旦那様への深い愛情とどこか憎めないかわいらしさが同居しています。


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よい子は理想のお母さん像?

第1話では弁当を学校まで届けるよい子さん。

教室でそれをみつけて慌てるたけし。

息子の思春期なんのそののよい子さん。

同じように思春期の子供を持つ親御さんには愛情にまっすぐなよい子さんに羨ましさすら感じるはず。

うざがるたけしが反抗期だと切なげに訴えるよい子さんに

大変やなぁ~とさりげなく慰める旦那のジョージさん。

ジョージさんのフォローも実にナイスです。

息子たけしとよい子さんとの橋渡役しパパです。

おすすめのエピソードは?

全10話のうち私が好きなエピソードは、第5話の「オカンのひざ」「オカン三者面談」。

「オカンのひざ」はたけしが彼女こずえの家に勉強を一緒にするためにはじめて彼女に家に行き弟けんじに拒否られる話。

こずえをたけしに取られた寂しさから、たけしにやきもちを焼くけんじ。

たけしは、自分がよい子の膝をよその子に取られてやきもちを焼いた幼い日を思い出し、

自宅にけんじとこずえを連れて帰ります。

よい子はけんじがたけしに焼きもちを焼いていることを見抜きたけしとこずえが勉強をする間、けんじの子守を買って出ます。

けんじと2人でたこ焼きを始めるよい子は、こずえがたけしのことばかり話すからたけしが大嫌いだと話します。

そんなけんじに「お姉ちゃん、たけしの話をするときは泣いてる?怒ってる?」と尋ねます。

笑っていると答えたけんじに「それはよかったなぁ~」と答えます。

大事なお姉ちゃんが泣いているのは嫌じゃないのか、笑っていられるのはとても幸せなことだと諭します。

よい子との会話で心を開いたけんじがたこ焼きをほおばりよい子の膝の上で楽しそうに笑う姿を見て

たけしもこずえも幸せな気持ちになります。

このシーン本当に素敵なシーンだなぁ~って私も思いました。

大好きな人が楽しそうに笑っている姿は、幸せな気持ちになりますよね。

日常の何気ない1コマ。

それを言葉にできるよい子っていいお母さんだなぁ~って・・・・

私も、そんな「オカン」になりたかったなぁ~って思います⇒今からでも遅くない???

たけしのセリフもいいです!!

よい子の膝の上を「魔法の椅子」だと…

たけしもオカンの愛情をしっかり受け止めているいい子ですよね。

面白い場面おすすめ名シーンは?

そしておススメしたいシーンは、同時放送されたもう1つのエピソード「オカンの三者面談」

漫才師を目指すたけし。

たけしは周囲の友達からみんな親から、堅実な仕事についてほしいと言われていると聞き、

よい子の本音を疑います。

一人っ子であるがゆえに、固い仕事に就いた方がよいのでは…とも一人悩むのでした。

担任からも、お笑い芸人になって若い異性から、ちやほやされたいのなら、考えが甘いと指摘され、

言い返すこともできずに黙り込んでしまいます。

よい子はお笑い芸人は、人に笑うという幸せな時間を与える素晴らしい仕事だと思うと告げます。

そんなよい子に対し、世の中の厳しさを伝えることは大人の役割だと担任は言い放ちます。

担任のその一言に少々キレ塩梅で言い返したよい子の言葉が素晴らしい!!

『厳しさなんて、現実を経験してみないとわからないことじゃないですか!』

おっしゃる通り!!

なかなか言えないひとことですが…

子供の事をとことん信じていなければ言えない言葉ですよね。

よい子の愛情の深さを感じる名場面だと思います。

最後に子離れできなよい子さん?

最終回!いよいよ、たけしの1人暮らしが始めるところでドラマは終わります。

大きくなったたけしの後姿をしみじみしながら見送るよい子とジョージ。

絶対、最後に落ちはあると思いましたが…

まさかの落ちによい子さん結局子離れできないんだろうなぁ~と思いました。(それにあやかるジョージさんも)

いいんです!!

子は親離れして、ある程度の距離を取るようになるもの。

でも、親は、一生子離れできないもの。

それでいいのだとよい子さんを見ていると思います。

将来、親となるであろうたけしもきっとジョージさんのように奥様にあやかって子離れできないのだろうなと思います。

子離れできない最高じゃないですか!!

よい子のような潔いサムライのような母さんが増えるといいな!!

そんな風に感じさせる痛快ファミリードラマです!!

子育てに悩むお母さん達に是非見てもらいたい作品です!!


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