目次


Sponsored Link

あのとき

好評のうちに先日最終回を迎えた「あのときキスしておけば」

男勝りな人気女性漫画家、蟹釜ジョーこと唯月巴と漫画オタクの根暗青年 百地のぞむのラブストーリでした。

いきなりの出だしでは、オネェ言葉を使う井浦新とそれを相手にしている松坂桃李のシーン。

まさか、「憑依」物だとは思いませんでしたが・・・・

実力個性派揃いのキャスト

主演は昨年、女優の戸田恵梨香と結婚した新婚の松坂桃李

彼も、イケメン俳優の登竜門である戦隊シリーズ出身俳優です。

デビュー当時は、あまりの演技下手に大根役者とよく言われていたようですが、NHKの朝の連ドラ「梅ちゃん先生」でブレイクを果たしたのちは頭角を現し、陰湿なサイコパスの役から、今回のようなオタクの役まで、ふり幅が広い実力若手俳優の仲間入りをしています。

ヒロイン、唯月巴を演じたのは、数多くの作品に出演している実力派女優麻生久美子

43歳にはとても見えない美しさと完璧ボディー!!本当に二人も子供いるんですか!!って言いたくなるくらいかわいらしく時には男勝りにたくましい人気漫画家 蟹釜ジョーを演じてくれました。

唯月巴が憑依する「おじ巴」田中マサオを演じたのは、井浦新
なんだか本当に巴を感じさせる自然な?おねぇ演技は流石でした。

他にもももちの勤務するスーパーの同僚や責任者役の出演者も個性派揃いでしたが、特に主役の3人以外に感情移入してしまったのが、唯月巴の母親役の岸本加世子と田中マサルの妻役MEGUMI

子供を持つ母親としては、一度は事故で死んでしまったと思った娘が、よりよって「おじさん」になって戻ってきたらどうなんだろうと・・・

家出をしていた旦那がある日突然、男とイチャイチャしながら自分の前に現れて実は、自分は女性なんだと言ったら?

一度は、葬儀場から追い出した母親がももちを介しておじさんの中に娘がいると受け入れた母。

冷え切った夫婦関係でありながら、自分は女性で赤の他人だと言い切る夫を受け入れた妻。

岸本加世子とMEGUMIの演技も実によかったと思います。

蟹釜ジョーの元旦那役の三浦翔平井浦新との絡みもドラマをコミカルに盛り上げてくれましたね。


Sponsored Link

インパクトが強い主題歌「愛しい人」は誰が歌っているの?

♪あっ~パッと一言じゃ言い表せないのが、愛だぁ~♪と一度聴いたら耳に残りそうなフレーズの主題歌。

ドラマの一番の見どころでムードを毎回盛り上げてくれました。

「愛しい人」SUPERBEABER 

劇中では三月のパンタシアによる「幸福なわがまま」も流れています。

幸福なわがまま

こちらもとても素敵な曲です!!

最後に・・・愛を考えさせられるドラマ

現代は、男女という性の枠を超えて、対人間として一人一人を見ようという考え方が広がりつつあります。

昭和の古い?人間としては、いろいろ思うところはあります。

お偉い人が「結婚」した後の出産について発言した時にも「女性は製造マシーン」ではないといった批判もありました。

でも、出産を経験し3人の母親となっている私にとっては、3人の子供達は私を母親にしてくれたかけがえのない存在で、私にとって貴重な経験をさせてくれた愛すべき存在です。

「愛情」は男女関係なくいろんな形があってもいいと私は思います。

そういった意味で今作品「あのときキスしておけば」は、思いもよらない出来事で愛する人がいきなり「おじさん」の中にいるといった設定。

それこそ、「キス」するにも、見た目が女性ならば何も躊躇することなくすんなり…

でも、中身は愛する人でも外見が・・・

世間の目も気になるし…

そんな葛藤を超えて結ばれたももちと唯月巴のラストシーンはちょっぴり感動物でした。

コミカルなストーリー展開の中に「本物の愛情」って何だろう…と考えさせられるドラマでした。

見てない方、是非ご覧いただきたい!!お勧めです。


Sponsored Link