あいみょんのやばい歌・中毒性のある歌&人気曲ランキングTOP10！

梅田（大阪駅）を利用して歩く人の速度は、
東京のそれとは、話しにならないほどの速さが普通です。
エスカレーターも立っててもいけない、追い越しの通路はなく、
楽をするためにのったエスカレーターでも立っていることは許されません。


そんなせっかちでとにかく早く歩きたい
会社帰りのサラリーマンや、OLでひしめく梅田（大阪駅）で、
デビュー前のあいみょんは、ギターをかき鳴らして唄っていました。
それが高校を出る頃の18歳，19歳の時です。





梅田は、路上でライブができる場所が数か所あり、
そこで思い思いに自分の持ち唄を披露しています。
ですがこんな若い女の子が、
１人きりで唄っているのは、やはりめずらしい。





それでも足を止めてくれる人がいない日々が続いていたのが、まだ4，5年前のこと。
そこから一気に駆け上がっていったあいみょんは、
まだメジャーデビューして2年程です。
しかしその歌声を一度聞けば、何回でも聴きたくなる、
すーっと心に沁み込んでいく大地のように
やわらかい声のトーンが忘れられないあいみょん。


さらにさらっとヤバイ言葉を使って
それも普通だと言わんばかりに唄います。
そんな一度聴いてほしいあいみょんの人気曲を
エピソードを交えてランキングでお届けします。

あいみょんのプロフィールと歌手への道

1995年3月6日生まれ（23歳）のあいみょん。
本名は森井　愛美さん。
だから中学生の時につけられたあだ名があいみょん。
そのまま芸名として使っています。
兵庫県西宮市出身です。


しかもこの1995年という数字を
このあたりの人々が目にすると絶対に思い出してしまうことが
その年が始まってすぐ起きました。


それは1月17日早朝に起こった阪神・淡路大震災です。
あいみょんは、3月生まれですから
地震のあった2か月後に生まれたことになります。


2か月後の西宮ではまだまだ小学校の体育館は避難所となり
家という家はほとんど倒れ
とくに阪神エリアでは混乱を極めていた時期です。


あいみょんは、のちに6人兄弟となる2番目の次女です。
普通の大人でも手を付けられない絶望しかなかった時期に、
どうやって育っていったのかと思うと胸がしめつけられます。
だからとはいいませんが、って
雰囲気は、なんとなく影のありそうなでも普通のお姉さんといったところです。
そして口に出すことに誰もが時間のかかるこの日のことを
あいみょんは、新曲で「１９９５」として発表するまでになりました。


あいみょんのシンガーソングライターとしての始まりは、
西宮で学文（がくぶん）中学入学してからのこと。


中学校の時にアメリカ人の先生と親しくなり、
その時にもらったのがギターです。先生がアメリカに帰国する際に、
いらないからと譲ってもらったのがアコースティックギターでした。
もちろん、貰っただけでは弾けるわけありません。


そんな時に、元バンドマン、そして音響関係の仕事をしていた父親に
「ギターを教えて」とお願いします。
すると「ギターは自分で引けるようになるものだ」と教えてはくれません。
その代わりにギターの教本を１冊あいみょんに渡したそうです。
おそらく音合わせからコード進行など初歩的なところから始めたのでしょう。


そして兵庫県立西宮南高校へと進学します。
そこでは学校というみんなが一緒になって、
同じことをして同じように授業を受けていくことに違和感を覚えます。
このあたりがもうすでにロックだと思うところですが、
学校へ行かなくなり、留年してしまいます。そして結局退学することになります。
その後、別の学校（通信という説が濃厚です）に移り高校を卒業します。


そんないろいろなことに繊細で
心の中で思っていることを誰かに伝えるすべが唄とギターでした。
梅田の雨をしのげるところに場所を取って、
A4のコピー用紙に「あいみょん」と書いてその横で唄うようになります。
あいみょんの住んでいる西宮の自宅から梅田は20分程です。
そうやって、人の前で唄うことを始めたのが、
まだ今から4,5年しか経っていない時です。


そして同時にYouTubeにその模様もアップしていました。
その動画を見た東京のLastrumという事務所の人が大阪にやってきます。
そして梅田では、女の子なら必ず行くHEPで交渉が始まります。


いきなり10代の女の子に
東京からTwitterのダイレクトメッセージで連絡がくれば、
それは驚くことでしょう。
父親に相談し、その後上京します。


歌手になることは、あいみょんの祖母がかつて夢見たことでもあり、
その夢を叶えるために200曲以上になる曲を持って関西を出ます。


その後も渋谷TUTAYAの前で路上ライブをした時期もありましたが、
あっという間にインディーズでデビュー、
そして2016年11月30日
「いきていたんだよな」でメジャーデビューを果たします。

あいみょんの人気曲のわけ

アコースティックギターを
ジャガジャカかき鳴らしながら唄っている女性シンガーと
あいみょんの絶対的な違いがあります。
それは、一般的な女性シンガーの唄っている曲詩のほとんどが、
「今日の髪形気付いてくれるかな」とか
「ぎゅとして」とか
「あなたに好きって言われたい」と
好きな人に気に入ってもらえるように
いつも以上に女の子らしさを強調している点に対し、
あいみょんの曲詩は、思ったことをそのまま自然体で言葉にしている点です。
好きな男性に合わせようと無理をしていることが見えないところです。


さらに曲詩には、「彼」や「彼女」といういたって普通のカップルの唄ではなく、
男性側にも女性側にもどちらにも取ることができます。
見た目からかわいい女の子に見せようという意識がない
多少髪の毛もスタイリングも手入れしていないどこにでもいる普通の女の子のままです。
その自分を好きになってくれる人と
恋人同士になる無理のない自然な関係性が良く描かれています。
さらに、声のトーンがハスキーでもあり、
高音も出てキンキンするところがないのびやかなのです。
この音域の使い分けが曲のムードを盛り上げます。

やばい歌・中毒性のある歌をさらっと歌うのがあいみょん

「貴方解剖純愛歌～死ね～」
この路上ライブでの曲は、
YouTube上ではアップされていますが、
FM局でもラジオ局でも採用されていない曲です。まあタイトルをMCさんが
ズバッといってしまうだけで「ピー」が入ってしまうためです。


さらにデビュー曲の「生きていたいんだよな」は、
飛び降りてしまったところに遭遇してしまった時の自身の感情を綴っていますが、
衝撃のあった場所から離れてくださいというアナウンスが
余計に人を集めていることに気が付かないのかなあと、ド正論な展開を見せています。
そんな人々が思っていたことをそのまま唄ってしまう。
一度あいみょんが唄えば「そうだよなあ」と自分自身がもやもやしていたことに
答えをくれたような気持ちになります。

あいみょんが武道館で唄いました

2018年のファイナルの際に
「2月に日本武道館でライブをやります」と感極まって泣いてしまったあいみょん。
それまでは、武道館がステージの頂点のような意識は持っていないといっていました。
それがやはりそこ武道館なんです。
会場の形が八角形をしていることからステージを八角形につくりアコギで唄いました。


これほど早く武道館にたどり着くことは
珍しいことでもありますが、
これだけの人気、実力があれば、
早くたくさんの人が聴いて欲しいと思うところです。


あの一度音が天井に集まって、
音が降って来るような感覚は、その空間にいなければ体験できない音のシャワーです。

あいみょんの聴いて欲しい人気曲ランキングTop１０

１０位　今夜このまま
日本テレビ系「獣になれない私たち」 主題歌
今夜このままで


９位　君はロックを聴かない
この曲も傑作中の傑作。
あいみょんも浜田省吾さんや平井堅さんが好きということで
ガッチガチのバンド系が好みではない様子。
ただ、先に挙げた二人のシンガーも曲詩には、
こだわりぬいている人達です。だからあいみょんの　　　
曲も心の中側の描写が抜群に旨い。
音楽が好きな人にとって、
何か辛いことやそれとは逆に楽しいことがあれば、
自分なりの「その時の曲」みたいなものを持っています。
そういった部分を唄った曲。
君はロックなんて聴かない


８位　愛をつたえたいんだとか
愛をつたえたいんだとか


７位　満月の夜なら
満月の夜なら


６位　貴方解剖純愛歌～死ね～
中学生や高校生は、普通の挨拶のように平気で使う言葉それが「死ね」。こんなに簡単に口に出していいの？思うことを観察しているようです。
貴方解剖純愛歌～死ね～


５位　生きていたいんだよな
曲の題材は、ニュースで報道していた自殺を話しを、見てしまった自分ならと
心の中をそのまま言葉にしているような曲です。
思っていても誰もそれを唄にしようとはしない、本音がズバッと表現されています。
生きていたいんだよな


４位　ほろ酔い
ほろ酔い


３位　どうせ死ぬなら
スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」が大好きというあいみょん。
死ぬ前に何がしたい？何をしようという発想は、
誰もが人生において何度も考えること。
かなり毒のあることを言っているが、
ビートの効いたリズムが逆に高揚感を掻き立てます。
どうせ死ぬなら


２位　漂白
曲詩は、とても１０代の自然体。ですがサビに持って行く問題提起のような場面か
サビの印象を強くしてそればかりを聴いてしまう。ギターのソロもカッコイイ。
漂白


１位　マリーゴールド
この曲は、あいみょんも自分の代表作と言っている曲です。
2018年のNHK紅白歌合戦でも披露した曲なので、
はじめてあいみょんを知ったという人は、
マリーゴールドかもしれません。
出だしが少しRADWIMPSに似ているような感じがしますが、
イントロのメロディアスな忘れられない中毒性で言えばこれです。
あいみょんと言えば、マリーゴールドとなるテッパン曲です。
マリーゴールド

あいみょんのやばい歌・中毒性のある歌&人気曲ランキングTOP10！最後に

男の子にモテるように頑張っておしゃれをするでもなく、
髪の毛もいまいちばさばさ。
さらには、ほとんどがナチュラルメイクのあいみょん。
だからこそ「結構、こんなもんだ
じゃない？普通って」と本音では思っている女の子からも
絶大な人気があります。


そしてSNSがすでに一般的となって、
音楽が流行するスタイルがその時に会った友達と
会話などから広がっていくものではなく、
いいものは一気に拡散するのが、今後の音楽とい
ことを証明したようです。


彼女は特にテレビに出演するのが嫌いという感じもせず、
たまにトーク番組にも顔をだします。
その時もMVのまま、
テレビだからと言っておしゃれをして登場するわけではありません。


そんなSNSは、日常の部分により近い存在を
そのまま映写しだし、そのままを見てもらえます。
まだまだあいみょんが心の中で思っていること、
気になって気になって仕方がないことが、
放送禁止用語であっても、
あいみょんは、
それを唄にして発信続けます。